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疵(傷)について 疵の度合いで(美術的価値)価格が大きく変わります

刃切れ 焼の中に刃先まで届く傷で裏表に同じように入る。致命的な傷でそこから折れると言われる。切っ先にでると烏口と言う。
しなえ 曲がりを直したりするとできる横に走るシワのようなもので美術価値はかなり下がる。
ふくれ 鍛錬時に空気が入り込み膨れてしまった部分、破けると心鉄が露出して汚くなる。
鍛え割れ 鍛錬時の接合が十分でなかったために出る。繁慶では特色であって傷にならない。
炭篭り 鍛錬時に炭が入り込み小孔の傷がでたもの。
研ぎ減り 研磨で減ってしまったもの、心鉄が出てきたりする。
帽子に刃がない 焼のない切っ先で実用にならない。古い時代は例外的に許される。
匂い切れ 匂いがない部分があって刃文が途切れているもの。
再刃 焼け身になり刃が消えた刀身にあらためて焼入れしたもの。価値は大きく下がる。
埋金、後樋 ふくれを隠すために鉄をあらたにはめたり、後世に樋を入れたもの。
継ぎ茎 在銘刀が折れたり廃刀になった時に健全な刀身につなぎ合わせたもので偽物である。
切り込み傷 疵でなく戦歴の記念になる。刀身に損傷がなかった証拠で強靭さの現れである。

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