委託品 脇指 金房隼人丞正真 | |
---|---|
時代 | 古刀(室町時代後期)大和 刀身ランクB |
鑑定 | 保存刀剣鑑定書 |
付属品 | 白鞘 付属品Aランク |
寸法 | 長さ38.2㎝ 反り0.7cm 元幅3.01cm 元重ね0.54cm 重さ336g |
形状 | 平造、庵棟、身幅広く、先反りつき、フクラ枯れごころとなる。 |
鍛 | 板目に杢や大肌が交じり、肌立ちごころとなって、地沸つく。 |
刃文 | のたれに互の目が交じり、匂勝ちに小沸つき、足・葉入って、砂流し、金筋かかる。 |
帽子 | のたれて地蔵風となり先掃きかけて返る。 |
茎 | 区送り、鑢目勝手下り、先入山形。 |
はばき | 銀着一重。 |
説明 | 金房隼人丞正真は室町時代後期の天文頃の刀工で手掻正真の子で金房辻に移住したので金房鍛冶と呼ばれました。その作風は実用に重きを置いたものであり豪壮な作風となっています。一説には伊勢の千子村正に入門して学ぶととも言われており、蜻蛉切の作者である千子正真と同人説もあります。両名ともに槍製作の名手で知られています。本作は戦国時代後期の世相を反映した堂々たる寸延び短刀です。 |