商品の状態をより客観的にご理解して頂けるようにランクを設けております。
刀身のランク・・・健全さ、疵の有無などから判断したランク
- Aランク・・鑑定上、無傷無欠点である。
- Bランク・・欠点がある場合、ただし鑑賞の妨げにならない程度のもの。
- Cランク・・致命的な傷ではないが鑑賞を妨げる大きな傷があるもの。偽銘品。新刀の場合うぶ姿でないもの。
- Dランク・・刃切れ等の鑑定上、致命的な傷があるもの、錆身など。
- Sランク・・南北朝時代以前に製作された刀剣類がうぶ姿で健全な場合。
付属品のランク・・・拵や白鞘などの状態を総合的に判断したランク。
- Aランク・・・保存状態が良く工作の必要性がないもの、時代拵などは多少の傷みでもAとさせて頂いております。
- Bランク・・・工作の必要性はないが場合によってお客様が必要だと思う物、白鞘が古い、白鞘に小さいヒビがあるなど。
- Cランク・・・要修理の状態。
法量・寸法について
当店表記の身幅は棟(庵)の高さを含み、重ねは鎬の高さを含んでいます。
日本美術刀剣保存協会の特重・重要刀剣は棟を含めない数値となっています。
近年は棟を含める事が多いので、当店では「棟を含めた身幅」ということで統一しております。
金銭的価値のランク分けではありません。刀剣類の保存状態によるランク分けです。
古刀の場合は若干の疲れや造込の変化は、鑑定上の大きな欠点ではありません。
基本的にB以上が美術品として鑑賞に向いているものです。
新刀でうぶ姿でないものは(造込みが変わっているもの)Cランクに設定しました。
新刀の磨上げや区送りは重要刀剣に指定されない(慶長新刀や傑作には一部例外ありますが)という評価からCランクに決定しました。