委託品 刀 無銘(法華兼安) | |
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時代 | 古刀(南北朝時代)備後 刀身ランクB |
鑑定 | 保存刀剣鑑定書 |
付属品 | 白鞘なし 黒呂鞘打刀拵入り 付属品Bランク |
寸法 | 長さ72.7㎝ 反り1.8㎝ 元幅3.25cm 元重ね0.7cm 先幅2.38cm 先重ね0.57cm 重さ817g |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅広く元先の幅差あまり目立たず、重ね厚く、磨上げながら反り高く、中切先延びごころとなる。 |
鍛 | 小板目に杢交じり、地沸細かについて、地景入り、淡く映り立つ。 |
刃文 | 中直刃が僅かにのたれて、小足入り、刃縁に小沸よくつく。 |
帽子 | 先掃きかける。 |
茎 | 大磨上げ、鑢目切り、先切り。 |
はばき | 鍍金二重。 |
説明 | 備後の法華派は同国の三原とは別系統で国分寺助国を祖にすると言われています。同派は南北朝時代から室町時代にかけて活躍しています。作風は直刃で大和気質が強いものとなっています。一乗、行吉、本作極めの兼安などが知られていますが現存する在銘作は少なくなっています。豪壮な南北朝体配を示しており古研ぎながらも兼安極めの健全な一振りです。 |